第三四半期2010/02/07 21:19

五十歳を迎えて体のパーツが劣化していくのを実感し、やはりヒトの保証期間は50年だと思う一方、五木寛之氏が「林住期」の中で50歳からの25年間が人生の黄金期だと言うことにも一理あると感じつつ、これからのことを考えてみる。

僕も人の一生は個人差はあるだろうが、だいたい25年周期なんだと思う。生まれて25年で生きる術を身に付け、次の25年は家族や社会のために走り続ける。そして、次の25年は家族や社会からの荷物を少しだけ下ろして、自分のやりたいことを自分のペースで出来る時間であって欲しいと思う。その後の25年はあるとすればオマケみたいなものだろう。

社会生活では大渋滞になっている本線から文字どおり若者に道を譲り、好きな道をマイペースで走って行く。私生活ではモノへの執着も薄れてきているので、生活はなるべくスリムにして持たない暮らし、使わない暮らしを心がける。その代わり自分の好きなことには、惜しみなくお金も時間もかけていく。

黄金期の実感は未だないが、自分が良いと思うことをすることによって孤立することを恐れなくなったことが、歳を重ねて得た一番の利点だ。

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